こんばんは。スタッフブログ第33回担当はチバです。
さて、昨日は十五夜でしたが、
今日も大きなきいろいお月さまが雲の間からですが
時おり顔をのぞかせています。
秋の冷たい風のなかですが、月明りがあたたかく感じます。
さて、こんな夜は、
好きな本の中の1シーンにひたるのもいいかもしれません。
私が好きな夢枕獏著「陰陽師」の1シーンをご紹介します。
「おい、晴明―――」
博雅が声をかけた時には、晴明はもう歩き出していた。
茸が来た。
晴明の持った皿の上に、焼かれた茸が載っており、香ばしい匂いが漂っていた。
一方の手の指の間に、瓶子と、ふたつの杯をはさんでぶら下げている。
「すまぬな、晴明」
博雅が恐縮する。
「飲もう」
「飲もう」
そして、ふたりは、雨に濡れた庭を眺めながら、一杯やり始めたのであった。
その時から、ほとんど、会話はない。
「うむ」
「うむ」
と、互いに相手の杯に酒を注ぎ、酒を注がれる時に、低く声をあげるだけである。
庭は、ひっそりと夕刻の雨の中に静まりかえり、草や葉の上に落ちてくる雨の音が、わずかに響いてくるばかりであった。
庭は、晩秋の色であった。
「なあ、晴明よ」
ぽつりと博雅が言った。
どうです、お酒、飲みたくなりませんか!?
・・・いや、お酒でなくていいんです。
お茶とお菓子も捨てがたいですね。
今日もきれいなお月さまをみながらゆったり、マタ~リして
明日またがんばりましょうね~~~
オヤスミナサイ…(。-ω-)