副題
コミュニケーション技術を学ぶなら新宿2丁目へGO!
第306回は福原がお届けします
今回は素人のノンケが新宿2丁目へ
無防備に遊びに行ったらどうなるのか???
を、お知らせいたします。
もう お話、しましたっけか?
学生時代の友達にゲイのカミングアウトした人がいまして。
彼は東京に住んでいるものですから
これ幸いと
以前からメチャクチャ興味のあった新宿2丁目のバーに
潜入しようとしたものの
勇気がなくて、オープンカフェでちょっと飲んで
スゴスゴ帰ってきたのが、だいぶ前のこと・・・
今度はリベンジ!ということで
行ってまいりましたーーー!
今回は事前にネットで調査に次ぐ調査。
あまりにもディープっぽい店は避け
「観光バー」と呼ばれる、
ノンケでも女子でも入れるお店狙いで行きました。
でも、どこのお店でも、普通のカップルは煙たがられるみたいです。
私たちはノンケとゲイの二人連れですが
見た目はカップルに見えるので、二丁目で遊ぶには
煩わしいことがなく、丁度いいのです。
さて、まずは一件目。
老舗K。
ここは、観光バーではないのですが
友達の繋がりがあるとのことで安心感でドアを開けます。
迎えてくれたのは
ジーンズにピタTの50代のママ。
160㎝、細マッチョ、GIカット。
ちょっと、ドリカムの残ってる方の人に似ている。
先日、30周年を迎えたとのことで
芸能人から送られたお花の札だけが沢山ありました。
が、
店内は装飾的なモノはなく、場末のカラオケ居酒屋風。
それが逆に玄人感を際立たせていて、ちょっと怖い
カウンターの上にはなぜか
「美智子様365日お言葉カレンダー」。
ママは、いかに美智子様のお言葉が
民に寄り添い、溢れる愛に基づいた言葉であるかを
切々と語っておりました。
話題が途切れるとスマホから流れるユーミンの
サビの部分に身を委ね
母親の顔になって口ずさんでいたのが印象的でした
そして30年前、まだ世論がゲイに厳しかった頃の
「駒狩り」の話をしてくれたのでした。
あの頃は駒沢公園が夜のたまり場でねーー。
上品なホモも下品なホモもイッパイ集まってたのよ。
でも、まだ皆ホモに厳しかったから
意地悪な人もイッパイいてねーー。
ある日、一人のバカが、ド―ベルマン放しやがってさ。
暗闇の公園の、あちらこちら から
ホモの叫び声があがってたわねーー。可愛くない声が。
ママの問わず語りが終わり、Kを後にして・・
2件目 目指したのは観光バーP.
カウンター中心で、女性にも人気のお店。
カウンターも巨大なら、ホスト(ホステス?)も賑やか。
ママ(ジャニーズ激痩せ風味)は
寸胴いっぱいに煮込んだお手製の
「玉コンニャク&大根&お揚げ の煮込み」を
大き目のお玉で愛おしそうに盛り分けておりました
なかなか、シュールな光景でした
若いのに、凄く面倒見の良いママらしく
友達が、「その道の友達が一人もいない・・」
という悩みを相談したところ、ママは、
「2丁目は、若い子ばっかりだから。
40過ぎてここでパートナー探しても無理。
もし、出来たとしても、別れるとき切なすぎる。
それくらいだったら、40過ぎのゲイは上野にいるから
上野に通いながら、パートナー探した方が良い。」とのこと。
横で聞いてて、耳がダンボに。
(ナルホドー。中年のホモは上野か―。
勉強になるなー。いらない情報だけど。)
あと ビックリしたのが・・・
私たちの隣のカウンター席で
デカいゲイ(185cm・細・高校球児風)が
お水の女性相手に盛り上がってたのが
彼女が帰ったあと、すぐこっちの会話に入ってきて
案の定 私たちを、中年のゲイカップルだと思っていて。
私が婚約指輪しているものだから
1人が純粋なゲイで
1人が普通に結婚もしているゲイで
たまにしかない逢瀬を、ここで楽しんでいる
というストーリーを作って興奮していたのだそう。
ママが
「こちらはノンケさんなのよ」と紹介してくれたところ
明らかにがっかりした様子。
やはり、二丁目の人々はロマンチストのようです。
ママに、二丁目に一軒だけある
「over40」のバーを紹介してもらったのですが
さすがに本格的でヤバい感じがしたので
友達に、次回の単独潜入を勧め
私は帰ることにしました。
女性とのコミュニケーション能力に
力不足を感じてる男子の皆さん!
女子がハマる
二丁目ゲイの話術を一度聞いてみるのも
一つの手かもしれませんよ。
帰ってこれなくなっても
責任はもてません ケド
おわり