第404回は、福原がお届けします。
娘がこの春 大学生になりまして。
家から居なくなって、早や一か月。
怒涛の、もう二度とやらせたくない、
受験が終わって、ホッとしたのも束の間
ポッカリ空いた(一人分の)カラの巣。
「空の巣症候群」って
母親だけのものって思ってましたが
父親にもあるんですね。
これで、さらに・・・・
いつもバカなことばかり言っている
長男も居なくなったら
家の中、ホント静かになるな・・・
これはっ、
夫婦で何か趣味見つけないと!
と、話し合っています。
まだ、4,50代なのに・・・
ホームセンターで
野菜のタネ 買ってる同年代の夫婦を
今までなんとなく眺めてましたが
こりゃ、他人事じゃない・・・
と、焦っている今日この頃です。
さて、
取り残される中年はどうでも良いとして
子どもの気持ちってどうなんでしょう
自分たちが
大学に初めて旅立った時って・・・
私のときは。
家から出たくてしょうがなかったので
出られるなら何でも良かった。
東京のアパート高いから
青森県学生寮、勝手に決められた時も
家、出られるならと、即OK。
そんな時
可愛がってくれた祖母が、
入学祝いにと
東京までの「飛行機の」キップ
買ってくれたのです。
で。いざ離陸!
あんなに強力に縛り付けられていた
イエから、土地から、町の中から
そんなに大きくないエンジン2つで
グングン力ずくで
引き剥がされていく、自分!
ありがたや!
まるで
魔人の背中に乗って
悪の巣窟を脱出したアラジンのよう。
可愛がってくれた祖父母には
ちょっと申し訳ないと思ったけど
18年間で
一番サッパリした瞬間でした。
ありがとう
飛行機のエンジン。
おわり