★ コミュサーブログ 第406回 ★
オチアイ アユミです。
みなさんは、家族が突然、救急車で運ばれた…という経験をされたことはあるでしょうか?
大きな病気何ひとつせず、病院とも無縁の我が家に、それはある日突然やってきました。
父が、急性心筋梗塞で救急搬送されたのです。
幸い命に別状はなかったものの、何回か心肺停止になったと聞いて、こちらも心臓の止まる思いをしました。
お酒もたばこも一切やらない私の父。
ただ若い頃から高血圧気味で、夜勤の仕事を長年していたため、無理がたたったのだと思います。
実は今年は家族内で大きな病気&入院が続いていて、今回で3人目になります。
冬の寒い日も、90歳を越える祖父が脳梗塞で救急車で運ばれました。
父と祖父。
この親子2人の生還は、幸運と言うか、とにかく奇跡としか言いようがなく、見えない何かに守っていただいているのだと感じました。
2人に共通したのは、家で家族と一緒にいたということ。
急に倒れた訳ではなく、「おかしいな」と思って自分で救急車を呼んだこと。
これらが生死を分ける決め手になったのだと思います。
父に至っては、救急車が到着するまでの間に髭剃りをし、お薬手帳まで準備。
自力で救急車に乗り、搬送先の病院が決まったと思ったその時。
1回目の心肺停止が起こりました。
でも、そのタイミングだったからこそ、病院をたらい回しにされず、スグに緊急手術のできる病院へ真っ直ぐ搬送することができたそうです。
ドクターも、心筋梗塞は救急車の中で亡くなるパターンが多いと話していました。
父には、助かった命を大切にして、今後は無理をせず、4人の孫達全員のランドセル姿を見るまでは、元気でいて欲しいなと思います。
草花が大好きで、いつまでも少年のような心とユーモアさを持った父。
昔から、人と人とのつながりを楽しんでいた父。
今の私の感性を育んでくれたのは、父の影響がすごく大きいんだなぁと、子育てをしていて、最近つくづく思っていました。
ゴールデンウィークに、じぃじと野球をやった長男が連休明けに書いた日記には、
「じぃじと野球をして楽しかった。」
とありました。
私の息子の胸にも、じぃじとの思い出が刻まれてくれて、嬉しいなと思う母でした。
実は今回のエピソードには他にも数々の奇跡があり、搬送先の病院でも、ここでもまた「人との縁」の不思議さを体験することになりました。
本当に日々、感謝の気持ちって大切だな、と改めて思いました。
お父さんが退院して元気になったら、大好きなお寿司でお祝いをしよう。
そして「臨死体験とかしたの?」って、笑い話をしたいなと思う、娘でした。