★ コミュサーブログ 第414回 ★
ママさんスタッフ、おちあい あゆみです。
7月になり、もう少しで夏休みがやってきますね。
子どもの頃、夏ってワクワクしませんでしたか?
私は夕陽の沈む、西の空が近い所で育ちました。
山も海もあり、自然豊かな所でした。
子ども会の活動も盛んで、町内ねぶたや宵宮が盛んな所でした。
夏は暗くなるまで外で遊んでいたので、真っ黒に日焼けし、足は擦り傷や蚊に刺された跡だらけ。
家の水槽はカオス状態で、メダカ、ドジョウ、フナ、沼エビ、タニシに、そして何故か、海の魚であるはずのハゼまでいた記憶が(笑)
夏休みと言えば、親の実家に泊まりで遊びに行くのも楽しみでした。
畑での、取れたてトマトのあのなんとも言えない美味しさ🍅✨
その辺の野っぱらにあるバラいちご(野いちご)やすぐり、桑の実は、子どもにとってはおやつでした。
日中、遊び疲れた夜は、カエルの合唱と虫の声を聞きながら、夏草の香りに包まれながら眠ったものです。
朝起きると、前日に捕まえたホタル達が死んでいて、蛍の墓状態だったあのショックは、今でも忘れられません…。
そんな田舎育ちの私も母親になり、ずっと離れていた生まれ育った所と縁がつながる機会がありました。
子ども達と一緒に数十年ぶりに訪れた、子どもの頃に遊んでいた場所は、変わらない物と変わった物、懐かしい景色でいっぱいでした。
当時はまだ戦争の名残も残っていて、通学路にあった倉庫は、飛行機の格納庫であったことを、最近になって知りました。
今では立派なバイパスになった道路も当時はまだ砂利道で農耕馬が通っていたし、茅葺き屋根の民家もあちこちにありました。
昔はドラえもんに出てくるような土管のある空地もあって、子どもにとっては絶好の秘密基地でした。
それが今では北海道まで続く新幹線の線路ができるとは、想像もつきませんでした。
「ママは子どもの頃、ここの砂利で遊んでいて、キレイな石を見つけるのが好きだったの。だから今も、キラキラした石が好きでしょ。」
って子ども達に昔話をしながら、故郷を懐かしんできました。
今、子ども達を取り巻く環境は、昔と変わり続けています。
子どもは何も変わっていないのに…。
学校から帰った後の、放課後の過ごし方だって今は複雑で、昭和と平成を又にかけて育った私達親世代でも、どうして良いのか分からず、手探り状態です。
子どもは、遊びの中で様々なことを学びます。
ところが、自由に外で遊べる環境が今はありません。
一体、いつからこんな社会になってしまったの…?
そんなある日、息子のお友達が家に遊びに来てくれました。
もう少し学年が上がったら、行動範囲も広がって外で遊べるのかな?と少し嬉しくなりました。
子どもは、よその子もみんなカワイイです。
地域で子育てができたら、もっと明るい社会ができるんじゃないかなと、子ども達が楽しく遊んでいる姿を見て、そう感じました。
今年の夏休みは、少しでも子ども達の心に残るように、そして私自身も童心に還って、遊びたいと思っています。