427回は福原がお届けいたします。
最近、不登校の話題が 新聞でも
インターネットの記事でも
多くなってきたと感じます。
まだまだ
当事者目線の記事は、
多いとは言えませんが、
「登校拒否」と言われていた時代とは
隔世の感があります。
なぜか それにつれ
自分の小中学校の頃が
思い出される事が多くなりました。
今日は、備忘録的に
学校嫌いの目線から、
「それでも 学校行ってて良かったこと」
「先生・親以外の大人が 教えてくれたこと」
を、書いてみたいと思います。
「それでも学校行ってて良かったこと」
1・なんと言っても、
「責任者になる経験が、リスク無く出来る」ことです。
・学級や部活のリーダーまでいかずとも
何かの小さな責任者になれる機会が結構ありました。
・とんでもない失敗や、勘違いしても
最後は、先生が尻拭いしてくれるわけです。
・思春期以降、この経験が
意外と気持ちの土台になりました。
・ 因みに私は、楽譜全く読めないのに
合唱部のパート(バス)リーダーでした。
やったのは、「不真面目だけど、
声はいい男子をつなぎ留めること」だけです。
2・あと、小学校の頃ですが、
異性に感心が高まる前段階として
同性の友達と濃密な時間が持てます。
おもに、何か秘密を共有することによって・・・。
いっつも一緒の友達ができると、
それを基準にして人との距離感
掴めていけるような気もします。
同性とずっと一緒にいる体験は
恋愛の前段階と指摘してた本もありました。
誰だったっけかな
「先生・親以外の大人が教えてくれたこと」
1・私は商店街生まれなので・・・
経営者でなくても、周りには商売人がイッパイ。
・例えば、駄菓子屋のオバちゃんや、
テキヤのお兄さん、紙芝居の叔父ちゃんまで。
いろんな事、対面で教わりました。
・基本、子供の財布に幾ら入ってるかで、扱いが
全然扱いがちがいます。
・大店の子供は、小遣いも多いので、
駄菓子屋でも公園でも、扱われ方が「顧客」。
他の、30円とか持ってる(財布なし)ウチらは、
野良犬よりちょっと上くらい。
・でも、その下位軍団の中でも、大人の手伝い
(水汲み、たばこ買いに行く)
して、経営者側からおこぼれを頂戴するヤツが
出てくるわけです。
すると、子供の中でも、
勉強出来なくても 生活力高いと生きていける!
という事がわかるわけです。
・今のお店屋さんって、子供を差別しないでしょう。
駄菓子もレジだし。
欲しいものが自分だけ(自分の家庭だけ)手に入らない屈辱感を
いつ覚えるのかな、と心配になります。
まとめ
それでも、学校の良かったところは、
→ リスクのない環境で、責任者体験ができる
先生・親以外の大人から学んだこと
→ おカネ持ってると子供でも大事にされる。
持ってないがために邪険にされるのが屈辱だったら
自分の得意技を磨くべし
おわり