コミュサーブログ第482回目
今回はくどう まことが担当です。
令和になって早ひと月。
いかがお過ごしですか?(笑)
くどうはセクションが『J』から『C』に変わり、
新しいシステムに日々奮闘しております。(笑)
まずは言葉の壁を越えなきゃならんのよ。
辞書や資料で“お勉強”しております。(笑)
ここ最近というか、旬の話題からの言葉を拾うと、
『(お相手の)仕事への向き合い方を前から尊敬していて…』
うん、相手を尊敬できることは大事で大切。
幸せになっていただきたいものです。
さて、先月末に某国大統領が来日。
その際の『宮中晩さん会』の様子が生中継されていました。
だいたいは『メニューがこぉ~でぇ』とか『テーブルコーディネートはぁ~』とか
取りざたされていたみたいでした。
そんな中、くどうはテーブルの上の『ワイングラス』に目が行きました。
うすピンク色のワイングラス。
そう、いまどき珍しく『色のついた』ワイングラスがセットされていました。
?
それがどうした?
だから何?
と、思う方が多いことでしょう。
コレ『フランス産の白ワイン専用』のワイングラスなのです。
???
ますます『なんじゃそれ?』な話かと思います。
アンティークガラスを勉強するようになってから知った事なのですが、
白ワイン用グラスに関しては、産地によってグラスの『色』が変わるそうな。
・フランス産→赤
・ドイツ産→緑
あと、青色→ライン地方のワイン
と教わったはずなのに、改めて検索掛けたら出てこない(笑)
なので、あくまでも『諸説あり』ということにしてください。(笑)
ワイングラスの赤・白の違いって今だとグラスの大きさの違いなのかな、と思っていたオイラ。
赤ワインだけでも、いろいろと種類がある(笑)
グラスもさまざまなものがあるのも納得です。
そして何よりも、そのテーブルセッティングの技?技術?の美しさに
惹きつけられたのは、ちょっと異常かも…(笑)
『晩餐会』をキーワードに前から気になっていて手に取ったのが
『銀のボンボニエール/秩父宮妃勢津子 著』。
昭和天皇の弟・秩父宮様の妃勢津子さまの回想録。
ざっと斜め読みの段階だが、祖父は松平容保、山本五十六、樺山(白洲)正子…
他にもダイアナ元妃、チャールズ皇太子など歴史に名を遺す方々との交流の逸話がつづく。
弘前で約一年半、お暮しになられていたことを今回初めて知った。
その最中に『2.26事件』があり、その時の宮中内の緊迫した動きの
一端を見ることが出来る。
また、チャールズ皇太子に『日本のおばあさま』と呼ばれていた妃殿下。
柔らかな言い回し、すこし古風な雰囲気をまとった本である。
この本のタイトルから『ボンボニエール』というものの存在を知った。
日本では金平糖を入れて贈る、いわゆる『引き出物』。
写真でしか見たことは無いが、手のひらに乗るくらいの大きさの
純銀製やら漆塗り、陶磁器の精巧な小物入れ。
晩餐会のワイングラスの表面にも、一見無地に見えるが
細やかな文様が彫り込まれている。(確か日月の幡と十六花弁菊のご紋章が彫られていた、とおもう。多分…)
そんなグラスのことを考えていたら、『そやなぁ~』と思い出したシーンがある。
『西洋骨董洋菓子店/よしながふみ』の絶品ケーキ店のイートインフロアのひとコマ。
客 『一客5万円は下らないようなリキュールグラスにお冷なんて…』
オーナー 『うちでは、あるんです。』
(笑)
そこまでの値段のグラスは、くどうは持ってない。
とっておきの乾杯をしたいときに使いたいグラスをいくつか集めている。
いつかは実現させたい光景のひとつではある。
が、如何せん相手はアンティーク。
油断して割ってしまっては元も子もない。次を手に入れることはほぼ不可能(笑)
実際何個か割ってしまい、泣く泣く処分しました。
でも、クリスタルガラスの割れる音って、すっごくきれいでした。
今回はこの辺で。
くどう まことでした。