コミュサーブログ第488回目。
今回はくどう まことが担当です。
7月に入り若干『梅雨』らしい天気かと思えば、
良い天気が続く『カラ梅雨』のようです。
今年もはや半年が過ぎ、7月のくどうは気もそぞろ。
7月といえばイベントが目白押し(笑)
『A‐line』でしょ、『夏の工芸学校』に『祇園祭(京都&博多)』と(笑)。
博多の方はまだ見たことは無いけど朝早くから町中を駆け回る感じは
ねぶたと通じるものがあると思っています。
かなり前に7月の真夏の京都で数日過ごしたことがあって、
その時、京都タワーに落ちる?あたる?雷はかなり『インパクト大』でした。
まさに『一変にわかに掻き曇り』の言葉にふさわしく、
今でこそ『ゲリラ豪雨』といえるけど、その時は一気に暗くなり豪雨に雷雨。
目の前に見える京都タワーのてっぺんに光る稲妻、とどろく雷鳴。
写メ撮ることすら、忘れてました。(笑)
そして、もひとつ忘れられないのが、『七夕婚活イベント』
なんじゃそれ?
と、思われる方が多いと思いますが(笑)
くどうが『コミュサーあおもり』に関わった初めてのイベントが
7月7日の『七夕婚活』。
『浴衣で婚活』がテーマだったかな?
七夕飾りに短冊、縁日ブースでヨーヨー釣りやくじ引き。
確かくどうは『赤い半被』着ました。
ねじり鉢巻きはすぐ解けましたけど。(笑)
そんな『7月の思い出』を思い出しながら読んだのが、
図南の翼 小野不由美
以前の『#おひとりさま読書会』で紹介した
『風の万里 黎明の空』と同じ『十二国記シリーズ』のひとつ。
あらすじとしては簡単。
二十七年もの間『王』のいなかった『恭国』に生まれた十二歳の珠晶。
治安は乱れ災厄は続き、妖魔が人を襲うという過酷な環境の中、
大人に『王様になぜならないのか』と問いかけ続ける彼女。
『誰も王にならないのなら、自分がなる!』
と心に決め、広大な砂漠『黄海』を抜ける旅を始める…
裕福な商家のお嬢さんの珠晶が家出しての旅。
その中での人との出会いや様々な事件の中で見せる大人びたもの言い。
結末はもう判りきっている感はありますが、ふせます(笑)。
ここで、ポイントとなるのがタイトルの『図南の翼』
本の中では『大事業を企てることを図南の翼を張るといい…』とあり、
調べてみると、元は荘子の寓話からのことわざ『図南鵬翼』からとのこと。
で、ここに出てくる『鵬』
超巨大な魚が超巨大な鳥に姿を変えたモノで、空を覆う雲のような翼を広げ、
荒れ狂う嵐に乗り、北の果ての大地から南の果ての海を目指す…
ちなみに関取の『大鵬』の名前はここに因んだことも知った。
とにかく巨大なモノなのね(笑)
この本って、初版から23年経っていた。
もちろん初版の時に読んではいた。
時を経た今、当時と違った気持ちで読み終えた。
そして、この『コミュサーあおもり』もまた図南の翼を張っているといってもいい。
それこそ七夕婚活の打ち上げの席で、熱を込めて話す(語るではなく)理事長がいて、
その話に引き込まれた会員の皆さんやスタッフがいる。
『コミュサーあおもり』という『鵬』が目指して進む『南の果ての海』はまだまだ先。
周囲の支援や協力という『風』があればより早く、もっと遠いところにも
飛んでいけるのだろうと信じている。
読み終えたとき、そんなことが頭に浮かんだ。
そんなことを思い浮かべていたら、
ザバダックの『休まない翼』の曲も浮かんできた。
どんな曲かは別の機会に、一緒に『キャラメルボックス』のことも(笑)
ホント、7月は物思いにふける時間がエアポケットのようにやってくるものだ(笑)
今回はこの辺で。
担当 くどうでした。