スタッフ日記

誰のための、何のための教育?

★ コミュサーブログ 第501回 ★

最近は、庭の畑のキアゲハの幼虫に、
子どもよりも夢中になっている
ママさんスタッフ、おちあい あゆみです。

「子どものための建築と空間展」
を見に、青森県立美術館に行って来ました。

私は建築物が好きで(詳しくはないのですが)
私の勤め先がある有名な建築家が設計したと知り
興味を持ったのがきっかけでした。

ところがいざ展示を見てみると、
「建築と空間」とは異なる所ばかり気になって、
その他の部分が興味深く、考えさせられました。

社会が、子育てや教育に対してどう向き合い、
考えてきたのか…。という歴史が分かる、
奥深い企画展だと思いました。

この教育の歴史を踏まえて、
これからどんな歴史を残していくのか…。

教育の歴史を振り返り、
今一度、見直していく段階なのでは、
という印象を受けました。

展示の流れは、
明治→大正→昭和(戦前・戦後)→現在
と、時代の流れになっていました。

【明治・大正時代】
日本で最初の小学校が誕生し、
西洋風の校舎が建てられました。

私は和洋折衷のモダンデザインが大好きなので、
細部の細かさに魅入ってしまいました。

会場内には、その時代の玩具が展示されていて、
その中でふと、足を止めて見たのが、
カラフルな毛糸玉の振り子や木製の積木でした。
それらの玩具を作った人の名前に見覚えが…。
その人の名は、「フリードリヒ・フレーベル」

現在の積木の原点である、
「恩物」(おんぶつ)
を考案、製作し、理論化した人です。

アンパンマンの出版社として有名な
「フレーベル館」の名前の由来となった、
「幼児教育の父」と呼ばれた教育学者でした。

他には、教材とされていた植物画や、
「竹久 夢二」の原画もあって、驚きました。

また、私は色相環図や色彩学に興味があるので、
「色図」と呼ばれる教本に釘付けになりました。

明治という時代にも、
色の三原色は「赤・黄・青」とされ、
それらを混色すると何色になるかを
一覧にしたものでした。

絵の具やインクのない時代、
当時使っていた染料と言ったら何なんだろう…。
そんなことに思いを馳せながら、見てきました。

【昭和 ~戦前・戦後~】
子育て世代には、お馴染みの本がありました。
観察絵本「キンダーブック」です。

1927年(昭和2年)に創刊され、
出版元は、フレーベル館です。

幼稚園で配布されていて、
いつも子どもに読み聞かせている絵本が
戦前からあることを知り、とても驚きました。

キンダーブックのねらいは、
・やさしさと思いやりの心
・好奇心の芽生え
・生活習慣
・友達との関わりと遊び

今も昔も、子どもの根っこは一緒です。
各家庭において、子どもをいかに育てるかの
お手本になっていたのが分かります。

また戦後には、様々な絵本が登場しました。
赤ちゃんの本で有名な、松谷 みよ子 の代表作、
「いない いない ばあ」などの絵本の原画の展示もありました。

【1970年以降】
ここにきて、やっと、建築物の展示が多くなってきました。
青森県内にもゆかりのある建物の展示があり、
とても驚きました。

円形だったり、オープンスペースであったり、
様々なデザインの建築物や遊具がありました。

国立新美術館などを設計した建築家、
「黒川 紀章」が初期に携わった建築物。

ユニクロのロゴデザインなどを手掛けた、
クリエイティブ・アートディレクターの
「佐藤 可士和」プロデュースの幼稚園。

子ども達がのびのびできるように工夫された物が
たくさんありました。

【今、そしてこれからの子どもたちへ】
展示の最後には、こう綴られていました。

1980年~1990年代中盤までに生まれた
現在の子育て世代に当たる
ミレニアル世代が現代の主人公である、と。

展示を見終わった後、しばらく放心状態でした。

日本は、子どもの教育に対して逆行している…。
この展示を見て、現在とのギャップに、
悲しくなったという友人もいます。

昔は、子どもに対しての教育に愛を感じました。
今は、どうでしょう…?

だから、この先、
「どういう教育の未来を作って行きますか?」
という問いかけのメッセージを感じました。

大正の時代に、国際的に「新教育」運動が起こり
「子ども中心」の自由度の高い教育を目指していました。

今でも幼児教育においては、
自らの気づきで自立を促すことを
取り入れているのに、
何故、「学校」に入ると
それが崩壊してしまうのでしょう?
やはり、戦後教育の名残りなのでしょうか?

戦前の学校は、子どもたちが平等に学べる、
夢の場所だったはずです。

それが今は、お金のある者だけが高い教育を受け
収入によって、学ぶ場所を選択する時代に。

「誰のための、何のための教育なのか」

日本の教育は、この原点に還らないといけないのでは? と思うのです。

それが現在は、学校でのプログラミング必修とか
言葉にしようのない違和感。

男性本位社会の、利益が絡んだ、
黒い影が透けて見えて仕方がないのです。

幼児教育の場には、女性の声が感じられますが、
学校教育の場には、女性の声が感じられません。
違和感は、ここにあるのかもしれません。

私達女性は、母性で子どもを育てます。
損得や利益ではないのです。

「子どもを食い物にしている大人」
より、
「子どもに寄り添える大人」
の声を、もっと世の中に反映させたいと、
切に願います。

私は、何の学もない、ただの主婦です。
とても小さな声かもしれませんが、
でも、発信することが大切だと思い、
会期はもう終わってしまったのですが、
今回の展示をレポートしました。

目先の利益より、
自分の目の前の人や足元を大切にできる
人間性を育むのが、教育なのでは?
そう、私は思います。

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