コミュサーブログ第502回目
日ごと涼しさを超え少し寒さを感じている、くどうまことです。
さて、ここ最近のくどうは…
どうにもならへんなぁ~(笑 しかもなぜに関西弁?)な気分でございます。
したいこと、やりたいこと(同じか? 笑)に持ち時間が追い付かない、
といったところが本音。
今回のブログのネタも、『食欲の秋のダイエット』にしようかどうしようか?
と悩みましたが、今回はコレ、
『アリスの国の不思議なお料理
ジョン・フィッシャー作/開高道子 訳』
いわずと知れた『不思議の国&鏡の国のアリス ルイス・キャロル』に出てきた
さまざまな食べ物についてのレシピ集。
今、手元には昭和53年(1978年)8月(笑)日本語初版の本がある。
元々の初版は1975年。
挿し絵は皆さまご存知の『アリス』の挿し絵。
○ 「お飲みなさい」スープ
○ 「お食べなさい」ケーキ
○ ハートの女王様のジャムタルト
○ バタツキパン蝶プディング
○ チェシャ猫のひげ風チーズ棒
○ 火喰龍(ファイヤー ドラゴン フライ)
他にもいろいろと…
『名場面』と言える場面に出てくるお菓子や、スープや料理たち。
もちろん、レシピだけでなくソコにまつわるエピソードが紹介されている。
初めてこの本に触れたとき衝撃を受けたのがこの料理。
『“コショウはもうたくさん”スープ』
『ニセ海亀のスープ』
なんじゃそりゃ?(笑)
挿し絵は何ともゴシック風の顔デカ侯爵夫人や、『顔が豚』で『体が海亀』。
それ以前に海亀って食べ物なのか?
『ニセ海亀』って何よ?
普通に胡椒入れ過ぎなんじゃね?
ま、『不思議の国』の食いもんだし?
と、ツッコミながら内容は華麗にスルーしてました。
で、今回読み直してみると意外と美味しそう。
そして、分量が4人前。
最近のレシピの分量『2人前』に慣れていると、少々面食らってしまう。
例えば“コショウはもうたくさん”スープの材料
・皮をむき四ツ割にしたジャガイモ 560グラム
・刻みタマネギ 大3個分
・スープストック、無ければ塩水 1700㏄
・クレソンのみじん切り 2束
・生クリーム 140㏄
・塩・胡椒 少々 Σ(・□・;)
案外、胡椒使わないのね…(笑)
で、問題の『ニセ海亀のスープ』
・子牛の頭、1/2頭分 Σ(・□・;)
他ハム、スープストック、ハーブ…
マッシュルームケチャップ?
小麦粉でとろみをつける…
コンソメ系なイメージか…
具は刻んだハムと薄切りのゆで卵…
無理だわ~作られへん~(なぜに関西弁?)
子牛の頭なんて、しかも半分なんてまず手に入らない。(笑)
挿し絵では豚にしか見えなかったが、実は牛だったことが衝撃だったが、
レシピはそれ以上に、『猿の脳みそのスープ』くらいに衝撃的(笑)
てっきり『豚肉の肉団子入りスープ』を勝手にイメージしていただけに(笑)
自分の貧困なイメージ力と挿し絵のインパクトにツッコミながら、
『アリスってこんな話だったっけ?』
と、自分の記憶の曖昧さにも衝撃を受けたりして…(笑)
ウサギを追いかけて穴に落ち、不思議な国で大きくなったり小さくなったり、
帽子屋と三月ウサギとお茶をして、何かと『首をはねておしまい』という
ハートの女王に狙われ、大量のトランプが襲い掛かって目が覚める…
アレ?
これで良いのだろうか?
本編も読み直さないといけないか?(笑)
新たな課題と、この本の最初に出てきた『キャロル特製オックスフォードマーマレード』
に興味津々な、くどうである。
そういえば、ルイス・キャロルがこの話を書いたのは、俗にいう
大英帝国華やかな、ヴィクトリアンの時代。
『日の沈まない帝国』と言われたくらいに全世界にあった
植民地からの産物が出回っていた。
胡椒、ナツメグ、紅茶にコーヒー…
それらを使った奇抜な料理が沢山あったことも思い出した。
(孔雀やオウムを使った料理もあったような… (笑)
そんな植民地だったインドでは『ダイヤモンド』が採掘され、
その中でも世界最大の宝石ダイヤモンド(カリナン①とカリナン②)が
英国王冠と王酌に付けられている。とか、
『男性が持てば災難が、女性が所有すれば繁栄が』と噂されるダイヤモンド、とか。
『ダイヤモンド・プリンセス』と呼ばれた主人公の物語(小公女)や、
下町訛りの花売り娘が言語学者の指導で『ロンドン社交界の花』に成長する
ミュージカル映画(マイフェアレディ)も、アメリカ育ちの主人公が、
公爵である祖父の頑なな心を解きほぐし、心を通わせていく物語(小公子)も確かこの
『ヴィクトリアン』の時代だったような気がする…
まだまだ読みたい本が増えていく…
あああああああ!睡眠もまた楽しみなのに~
ますます時間が欲しいくどうなのである。
今回はこの辺で。
季節の変わり目、皆さまご自愛を。
くどうまことでした。