★ コミュサーブログ 第520回 ★
子育て迷走中の、おちあい あゆみです。
時々、子どもの方が、
大人顔負けの、本質を突いたような、ドキッと
するようなことを、言うことがあります。
ある日のエピソード。
私がお風呂に入っている間に、
弟を寝かしつけてくれた、お兄ちゃん。
報告しに来た時に、いつもと違う様子で
甘えてきた長男の様子が気になったので、
「学校で、何かあった?」と、
私から会話を切り出してみた。
次男は甘えん坊で、いつもママの大安売り状態(^o^;)
長男はなかなか、ママに甘えることができず、
私も、うまく立ち振舞えないことに、
いつも申し訳ない気持ちでいた。
普段は二人でゆっくり話す時間もないので、
次男が先に寝た今がチャンスだと思ったのだ。
長男が「ママの方から話してよ。」というので、
私の胸のモヤモヤを話してみた。
すると、「やっぱりね。ママ、元気ないな~って
思ってたんだよ。」
そして、続けて、
「ママ、それはね「受け入れる」ことだよ。」
と言われて、ハッとした。
「そのままを、ただ受け入れる」
私がなかなか、できていないことだ。
私 「どうして、分かったの?」
長男「ボクも同じだったから。」
学校に、こういう友達がいるんだけど、
でも、嫌な所もあるけど、楽しい所もある。
だから、その時々で一緒にいたり、いなかったり
うまく合わせているんだと長男は話してくれた。
私の話の内容はこうだった。
信じたい気持ちはあるけれど、
信じられない気持ちもある。
友達の話が出たので、子どもを通じて広がった、
私の今の交遊関係について、長男に話をした。
そうすると、
「じゃあ、今のママの友達は、
ボクが生まれたからできたんだね!良かった!」
そこから話が広がって、長男が、
「ボクと弟の間に、もう一人いたらいいのにね」
と言ったので、「実はね…。」と、
流産した話を説明した。
「どうして死んじゃったの?」
という長男の問いに対して、
私のたどたどしい説明にも関わらず、
「分かった!ゲームで言うと、
バグみたいなもんだね。」
と、彼なりに理解してくれた様子。
そして最後に、
長男「ママ、悲しい話させちゃってゴメンね。」
私「ママも、いつも怒ってばかりでゴメンね。」
長男「いんだよ。宿題やらない方が悪いんだし。
ママもいつも、お疲れ様。ありがとう。」
そう言って、その日の夜は、おやすみをした。
時間にして、10分~20分の会話だったろうか。
でも、とても有意義な時間を過ごした。
怒らず、二人でゆっくり会話ができるのは、
毎日のバタバタの中では、ほぼ皆無だ。
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親なので、どうしても口うるさくなってしまう。
それで言い争いが起こる。そんなのが日常だ。
人生の先輩がよく言う、
「子どもの成長と共に、悩みも大きくなる」
というのは、本当だった。
私は、育児にこれっぽっちの自信もない。
こんな自分が親でいいのかという思いもあって、
子どもに対して、時々、
「大人だって、完璧じゃないんだよ。」
と、同じ目線で話をするようにしている。
大人だって、子どもだって、同じ人間だもの。
迷い、悩み、苦しみ、もがきながら生きている。
でも、気持ちを吐き出せる所もない。
気持ちを吐き出される相手のことを思うと、
みんな寝る暇もなく、忙しくしているし、
人が怖くて、信じることができなくて、
自分の気持ちを吐き出すこともできなくなった。
乳児や、未就学時のコミュニティは、
あちこちにできているが、
小学校以上の子どものことや、
思春期の相談をできる所は、ほぼ皆無だ。
そんな時、子どもとの何気ない会話でも、
あのパッと明るくなった子どもの表情を見たら、
コミュニケーションって大切だなぁと、
そう思った瞬間でした。
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コミュニケーションの大切さは、
子育て以外の場所でも、重要だと思います。
職場でも、普段の何気ない会話や雑談から、
お互いの共通点が見つかったりして、
世界が広がることってないですか?
他の人に話すことで、違う視点や知識から、
問題解決に至ることってないですか?
会話やコミュニケーションが上手な人って、
どうしてる?
そんな洞察力を、まずは身に付けたいものです。