★ コミュサーブログ 第525回 ★
「もったいない」魂の塊のような
おちあい あゆみです。
私の好きなお店の中に、
素敵なパン屋さんとケーキ屋さんがあります。
どちらのお店も、ご夫婦で営んでおられていて、
一品一品丁寧で美味しそうな商品が並んでいます
そのパン屋さんに入ると、
旦那さんか奥さんがいつもニコニコしていて、
棚には我が子のように愛情をたっぷり注がれた、
丁寧に焼き上がったパン達が🍞✨
昔「こげぱん」というキャラが流行りましたが
それに出てくる「きれいパン」のように、
まんまるとしていて、ピカピカしているパンが
「買って~」と言わんばかりに見つめてきます。
そして、連れ帰ったパンをひと口食べると、
小麦の優しい味が口いっぱいに広がって、
とっても幸せな気持ちになります😋💕
一方、ケーキ屋さんの方は、
ケーキの命とも言える生クリームにこだわり、
私の周りでも、沢山のファンがいるお店です。
新商品や季節限定のお知らせがとても楽しみで、
ケーキは売り切れる分しか作らず、
ご自身の商品をとても大切に扱っているのが
伝わってきます。
食べ物や、物が溢れているこの時代に、
食べ物を丁寧に扱い、一点一点を大切にしている
そんな素敵なお店が、青森にはあります。
そして、「美味しい」だけではなく、
食べ物を通して、お店の方の人柄や、
優しい気持ちが伝わってきて、
幸せな気持ちになれる…。
そんな風に、私は思っています。
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私は、物を使い捨てのように使うのが嫌で、
ひとつの物を長く使い大切にする心が好きです。
先日も、花屋さんで廃棄される生花を
ドライフラワーにし、新しく命を吹き込む活動を
されている方の記事をネットで拝読し、
まだまだ知らない世界があるんだなぁと、
感動しました。
とはいえ、商品を大量に扱うのにも、
もちろん理由があるのも分かります。
鮮度に限りがある食べ物だって、生花達だって、
ある程度の量は用意されていないと、
欲しい人が欲しい時に買えないですからね。
ただ私にとって、特に「食べ物を捨てる」行為は
耐えがたいものがあります。
食べ物を扱う業界では、
様々な視点や価値観があります。
例えば外食業界の食べ残し問題。
先日、送別会で利用したお店は、
お料理も店員さんの接客も大変素晴らしく、
久々に気持ちの良いお店でした。
常々、飲み会プランの、食べきれなくて
残ってしまうお料理が勿体ないと思っていたので
少ない品数でも、一品一品のクオリティが高くて
工夫されているなと、とても満足しました。
また、結婚式などでは、持ち帰り用の折を
用意することが少なくなりました。
食中毒の観点からという理由もありますが、
「お料理は、美味しいうちに、
その場で召し上がって欲しい」
という、作り手のおもてなしの心でもあります。
それもまた、正解だと思います。
恵方巻などの季節商品の食品廃棄問題でも、
今年は予約販売にするなどの対応をしたら、
廃棄される食品が軽減されたことや、
仕入れのコストの面からも、
この工夫は大成功だったと言われています。
立場によって、何が最善かは、違ってきます。
だから一概にこれが正しいとジャッジできない。
私は年を重ねて、そう感じるようになりました。
「みんなが右ならえ」の風潮の世の中だからこそ
デマに踊らされず、何が正しい情報なのか、
総合的に見て考え、自分の責任で決めることが、
我々大人が子どもに見せないといけない
背中なのではないでしょうか。
他方向からの視点で物事を見れる人が増えれば、
きっと、誰にとっても、
過ごしやすい社会になるのではないかと、
そう思います。