第537回は、福原がお届けいたします。
久々に、ストーリー性のある夢を見ました。
それでは、始まり始まりーーー!
こんな夢を見た 「暴れ・はっちゃく夢太鼓」
——————時は、20☓☓年。
アフターコロナの時代に突入して、もう何年経っただろうか?
人と人との接触を避けるため、
色んなことを、代わりにこなすロボットが登場した。
建設現場から、運輸、観光、家事一般に至るまで。
人 → 人 の繋がりが、全ての場面において
人 → ロボット → 人 のように、
常に、ロボットが介在するようになった。
しかし、
社会にロボットが増えるにつれ、
彼らに対する扱いが問題視されるようになってきた。
「ロボット・ハラスメント問題」である。
例えば、
建設現場の、肉体作業用ロボットが、
計数管理に疎いことをいいことに、
日当から、ピンハネする・・・。
運送用ロボットが、何回も不在票入れてるのに、
受取人は、遊び歩いて、知らんぷり。
観光ロボットが、勢揃いしてホテルの入り口で
お出迎えしているのに、ドタキャン。
家事サービスのロボットが、掃除をした後、
重箱の隅をつつくように、ホコリを見つけ、
「これなら、古いルンバの方が、役に立ったね!」
と、嫌味を言ったり・・・。
ロボット・モラハラ110番では、
今日も、電話が鳴り止むことは、ありません。
そんな状況を見かねて、立ち上がったのは、
我らが、「暴れ・はっちゃく君」(小6)だ!
はっちゃく君は、いつも太鼓のバチを持ち歩いていて
そこら辺の、良い音がするモノを叩くと、
目の前にいる人間に、
「罪悪感」を持たせることが出来るのだ!!!!
ある日・・・。
建設現場で、ピンハネされてるロボット達が、
本当は、日当15,000円なのに、
1500円しか渡されず、悔しくて皆、泣いていた。
そこに、さっそうと現れた、はっちゃく君。
オリジナルの、樫の木のバチを取り出すと、
ガードレールを叩き始めた!!
「トントン、トンカラリット、ドドンガドン!」
すると、どうした事だろう、
現場監督も、手配師も、あの意地悪な部長まで・・。
己の罪深さに、肩を震わせ泣いているではないかッ!
これが、噂の、「暴れ・はっちゃく夢太鼓」だ!
ありがとう、はっちゃく君。
おかげで、ロボット達に、
差額の13,500円が支払われたよ!
おわり