第542回は、福原がお届けいたします。
今回は、ちょっと真面目に。(ホント)
新型コロナ、大変ですね。
日本がこんな状態になる前、
2月頃まででしょうか・・・
テレビのニュースから流れるものといえば、
連日、中国の村や街の様子ばかり。
けたたましい怒鳴り声とともに
マスクしてない人を排除したり・・
村の入口にバリケードを築いて
里帰りしてきた村人を青竜刀(!)振りかざして追い返したり。
その映像を眺めながら。
「すぐ感情的になるんだよな。中国人は。大声で叫ぶし。
いい歳して、胸ぐら掴みあっちゃって・・・。」
などと、つぶやく位に余裕あったんですよ。
もうすぐ、日本人も同じことになるとは、思いもよらず。
日本人・・・・
地震や台風の災害のときは、全くパニックを起こさず
不安を抱えながらも、冷静に買い物の列に並んで
淡々と日々の生活を送っていた日本人。
その様子が、海外のメディアにも取り上げられ
「アンビリーバボー!」と称賛されて
ちょっと誇らしかったはず。
なのに。 ここにきて恐るべしコロナ・・・。
一民族の性格を変えるほどの威力。
マスク争奪戦が勃発してから、今に至るまで
中国人のこと 笑えない状況になってきました。
私達も、結構ヒートアップしやすい民族だったんですね。
_________________________
さて、先日 店に同業者が来ていて、世間話・・。
彼の住んでいる県では
「○○町で、一人目のコロナ感染者を出した家が、
町内の非難の的になって、居たたまれなくなり、
結局、引っ越し してしまった(!)」
というのです!
ええーーーーッ?!
コロナで村八分? いたたまれなくなって引っ越し?
江戸時代ですか?
正直、話がリアルで、心霊写真より怖かったです。
その・・・。
「村八分」って、若い方、知ってますか?
= 村社会の中で、掟(オキテ)や秩序を破った者に
対して課される制裁行為のこと。
村人が、共同でやる行事としては、
成人式、結婚式、出産、病気の世話、新改築の手伝い、
水害の復旧、年忌法要、旅行、葬儀の世話、火事の消火
の十種の共同作業(十分)があるが、
このうちの葬儀と火事の消火は、他にも影響が出るため
(衛生上、死体をほっとけない。類焼するので消火する)、
の二分以外は、シカトするっていうことです。
しかし、いくら江戸時代でも
村から追い出すことまではしていない・・。
そもそも
コロナに感染するのは
町内のオキテを破ったからでも
故意に秩序を乱したからでもない・・・。
東京なんか毎日感染者の半数は経路不明だし
今時、誰だって「明日は我が身」なのではないでしょうか?
世界中どこにも逃げ場は無いわけだし・・・・。
もしも
町内で、誰かが感染したことが分かっても
別に、看病する義務があるわけじゃなし
せめて、優しく見守ってあげましょうよ!
「自分が感染したら、人にどう扱って欲しいか」
想像してみると、攻撃的にならずに済むんじゃないでしょうか
おわり