コミュサーブログ第560回目。
今回の担当者は、くどうまことです。
暦の上だけでも無く冬が始まっておりますが、
皆さん体調崩されてはいませんでしょうか。
うがい・手洗い、他にも対策をして、どうぞお元気で。
さて、今回のネタはいつもと趣向を変えて、
『合唱曲』を取り上げてみたいと思います。
その合唱曲とは、
『遠い日の歌 作詞・岩沢千早/作曲・橋本祥路』
紅葉の時期から今頃になるとふっと思い浮かぶ曲。
中学校には付き物(と思っていた)『校内合唱コンクール』。
オイラのクラスでは歌ってはいない(笑)が、印象に残っている曲。
まぁ、オイラの中学時代って、『大地讃頌』が流行ってた時で、まるで第二校歌のように行事があれば、『大地讃頌』を歌っていた。
で、今回の『遠い日の歌』
作曲は橋本祥路さんなんだけど、メロディのモチーフは
『パッヘルベルのカノン』
カノンがお好きな方には受け入れやすいと思います。
人はただ 風の中を 迷いながら 歩き続ける
その胸に はるか空で 呼びかける 遠い日の歌
このフレーズから始まる『遠い日の歌』
何故か、中学2年の時の文化祭の思い出と一緒に残っている。
自分なりに充実してたんだろうなぁ。
『人は迷い、(何かに)呼びかけ祈る。
遠い日(思い出)の歌(出来事)をきっかけに、巡り合ったなにか(または誰か)への燃える思いと、ときめき(希望)を胸に満たし、また歩いていく』
歌詞を追っていくと、そんな物語なのだけど、カノンのメロディーに乗ると、秋の情景が目に浮かぶ。
中学時代からだから、その時々で歌詞の解釈は変わっていったけど、ここ最近は『父親的存在な人との思い出』で落ち着いている。恩師的な存在?とでも。
秋晴れの空の下、ふとした瞬間忘れていたことを思い出した主人公…
父親との事だったら、肩車されたことや手を繋いで出かけたこと、社会人としての苦労…
恩師との思い出だったら、休憩時間にした何気ない話…
そんなことを想像しながらこの曲のことを思い出していた。
マァ、実際には父親との思い出に、そんな事は無かった(または少ない。)し、恩師たちとの話の内容は思い出せない事の方が多い…笑笑
調べてみたらこの曲、発表は1982年。
中学行ってた頃なら、約5年後。評判を読んだことだろう。
かなり有名な方みたいだし。
そして、秋が過ぎて冬に向かう今、この曲を思い出したのは、あおもりサニーヒルのSNSに、『通っている児童が中学推薦に合格した』との記事を目にしたから。
試験に合格したことはもちろんだけども、前への進み方を自分で選び、実現出来たことがとても嬉しい。
そして、自分がそこに少しでも関わることが出来たことが、ありがたいと思う。
いずれは『卒業』という節目を迎え、出逢う人もまた変わっていく。
そして、日々の中で埋もれてしまう思い出。
なんかの拍子に浮かび上がる何かを大事に思ってくれたら、嬉しいと思う。
『俯き、下を向いて歩いていた主人公が最後には顔をあげ、晴れ晴れとした顔で、秋晴れの紅葉のそれの下を歩く…』
この歌の主人公のように顔をあげ、前に進める励みに少しはなりたい。
卒業はもう少し先のことだけど、冬へと変わるこの時期は少し寂しい気持ちになる。
でも、窓の外の雨雲を眺める。
黄金色に輝く秋の青空と、桜吹雪舞う春の空を思い浮かべながら、シナモンビスケットを抹茶のお供にすることにした。