スタッフブログ567回は福原がお届けします。
「 森会長 発言 」、大炎上しましたね。
こんな時って、私たちが、昨日まで保守的な社会に住んでいたことを、すっかり忘れてしまって。
日本のマスコミあたかも、欧米のように、
(例えば、30代女性のサンナマリン首相を選んだフィンランド国民のように)
振舞っている事に、違和感があるのですが。それって、私だけでしょうか?
そんなに「自然な」男女平等の空気に包まれてましたっけ?
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差別ニュース、どうだったっけ?と、検索すると、
女性蔑視のトピックスは、なんぼでも出て来るのですが、
逆に、男性蔑視で記憶に新しいのが、橋本聖子氏の、高橋大輔氏に、無理矢理、チュ〇した事件。
あの時も、騒がれた割には、サクッと終わってしまった記憶があるのですが・・・。
結局、まだ、私たちの社会は、男女平等以前に、「権力には逆らえない」のだと思っていました。
だから、いくら今テレビで「森会長発言」を、あげつらって、男女協同社会を演じたからといって、
オリンピック問題が終ってしまえば、元に戻ると思います。
その前に、コロナ禍で、女性の自殺者数が増えていることこそ、騒いでほしいと思います。
舌禍の問題より、国民の基本的人権だと思うのですが。
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話は変わって・・・・・。
中国の人権問題が大きくなっています。
チベットウイグル人に対する虐待、香港の民主化に対する弾圧、等。
これらは、早急に解決されるべきで、今イギリスが頑張っていますが、是非、日本も検討して欲しいです。
しかしながら、周知の事実、中国経済の勢いは恐ろしいものがあります。
これは、今に始まったことではなく、数十年の「助走期間」があってのことなんですね。
私は、35年前、上海に2年ほど留学しておりました。
その頃、外国人宿舎の隣に、中国人学生寮がありまして、彼らの凄惨なまでの学習熱に驚かされたものです。
外国人が、パーティーや、麻雀やってるのを尻目に、御飯片手に、左手に参考書。
一心不乱に暗記してるのを見て、
これ、将来、日本が負けるんじゃないか?と思ってましたが。
それから30年、結果はごらんの通りです。
ただ、一つ。アキレス腱があるとすれば。
中国も男女共同参画的に、成熟しているとは言い難い状況です。
華僑や民間企業では、女性経営者数多いようですが、国内の社会制度の中で、出世していけるかといえば、立ちはだかるのは、「ガラスの天井」。
まだまだ、共同社会には程遠い状況です。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」とは孫子の兵法ですが・・・。
現在、急成長を遂げている中国の弱点こそ、人権問題の遅れかと思います。
女性蔑視の言葉一つで、これだけ、世界中の世論が動く時代。
日本が、もう一度、中国を国力で超えることがあるなら、男女共同参画にいち早く転換することが、一つの方法なのかも!
と、思い、今回のブログを書かせて頂きました。
特に、中国が嫌いな日本のオジサン方は、大和撫子の力を、積極的に迎えに行けるかな??
おわり