スタッフブログ第581回は、福原がお届けします。
昨日、7月25日 日曜日は、9月末開催予定のAOMORI楽市楽座 第10回目に向け、スタッフに事前レクチャーがありました。
まちなかイベントの楽市楽座ですが、開催場所が青森発祥の地 善知鳥神社ですから、色々と心構えが必要です。
今年は新たに青森大学の硬式野球部のフレッシュな面々が集まってくれました!
頼もしい限りです。
聞いてみると皆さん、県外出身の学生さんとのこと。
是非、青森の歴史に触れて、良い思い出を作ってください。
まずは、そもそもの善知鳥神社の由来=伝説を神職の方が紹介してくださいました。
1200年以上の歴史のある善知鳥神社。
善知鳥というのは、鳥の名前です。青森市のシンボル鳥は、今でこそフクロウですが、以前はウトウだったんですよね。
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ウトウは、昔から、親子の情の深い鳥として知られていました。
母鳥が、「 ウトウ!」と呼びかけると、子鳥は、「 ヤスカタ!」と答えます。
それを知った村の猟師。ある日、母鳥の声を真似て、子鳥をおびき寄せ、捕らえました。
それを知った母鳥は、血の涙を流し、嘆き悲しんだといいます。
猟師は、亡霊となって生前の殺生を悔いた。
この伝説は、能の演目「善知鳥」となって、現代に語り伝えられています。
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そんな善知鳥神社は、1200年前、坂上田村麻呂東征の頃に再建。
江戸時代に津軽藩祈願所、青森町総鎮守となりました。
そして、明治6年、県社に昇進、今に至ります。____________________
更に、レクチャーは、神様にお願いする際の作法へ。
1・境内の参道は、神様がお歩きになるところ。人間は端を歩きましょう。
2・手水舎でお清めをして下さい。今はコロナ禍で柄杓を使えないので、素手で手と口を清めて。
3・お賽銭は、神饌(しんせん。供物のこと)のかわり。
4・二礼二拍手一礼を憶えましょう。
5・お願いは、まず、神様のお名前を呼んでください。
分からなければ、「神社名+大御神」で。善知鳥大御神のように。
※ 正解は、善知鳥神社の神様は、「宗像三女神」様です。
詳しくは、「多紀理昆売命」(たきりびめのみこと)
「多岐都比売命」(たぎつひめのみこと)「市寸嶋比売命」(いつきしまひめのみこと)
の三女神です。青森市民なら憶えたいですね。
6・いきなり個人的願いは、御法度 。 大きいカテゴリーから、順番に 。
例・ 世界平和 → 日本平和 → 青森平和 → 我が家が平和 のように。
レクチャーが終りました。
あとは、恒例の「ザリガニ釣り」ーーーーー!
コロナ前の、前回もザリガニ釣り、好評でしたが、
その時、無事生き残ったザリガニが、今も神社の沼にいるんですねー。
大学生の皆さん、糸にサキイカ結んで垂らすと、意外と食いついてくるので、
大盛り上がり!
一瞬、まだコロナ禍であることを忘れた、善知鳥神社の夏、昼下がりでした。
おわり