コミュサーブログは第588回目、今回はくどうまことが担当いたします。
10月も半ばをすぎて、太陽が沈む時間も早くなってきました。
そして、雨が降る日が多くなって日に日に寒くなっていきます。
この時期になると部屋に飾るのが、
『空の旅』
作者は…
前に教えてもらってメモしたはずが…笑笑
ですが、とても気に入っています。
『秋は夕ぐれ
夕日のさして、山の端いと近うなりたるに からすの寝どころへいくとて・・・』
と、書いたのはご存知清少納言の「枕草子」
最近、取り上げたのにまたもや取り上げまするw
そして、この時間よりもちょっと早い時間帯の「明るい金色」な光が溢れる晴れた午後の時間が好きだったりします。
清少納言は、一条天皇の皇后・定子に支えていた人。
同時代の紫式部は同じ一条帝の中宮・彰子に支えていて、定子と彰子はいわばライバル的な関係でした。(いろんな意味で)
この時代の身分ある女性たちの中でもっとも高い身分として使われていたのが『中宮(ちゅうぐう)』。
その下に女御、更衣、と続くのは、源氏物語の冒頭部分でお馴染みのことと思います。
でも、この『中宮』
そもそもは建物の名称。
つまり、『皇后がお住まいになっている建物』をもともと『中宮』と呼んでいて、だったら后の身分にしても良いんじゃない?皇后と中宮、同じようなもんだし?
と、道隆さんや道長さんたち「時の権力者たち」が、言ったかは(言うわけがない…)
自分の娘を帝に嫁がせ、権力を握るために考えた身分らしい。
ちなみに、身分としての「中宮」は「皇后のちょい下」で、ほとんど「皇后」と同じであったらしい。
枕草子の特徴に上がるのが、「悪口や、不満の記述がない」ということを最近知った。
楽しかったこと、笑えることとかが描かれている。
もしも清少納言がサニーヒルのスタッフにいて(笑)枕草子のようなものを書いたとしたら、どんなことを書いてくれるだろうか?
畑の作業や収穫のこと、普段の様子、やり取りのこと
どんなことを描いてくれるだろうか?
そして、いつか読み返して、ほっこりするんだろな〜
って想像してしまった。
壁にかけた「空の旅」
飛行機乗ってても滅多に出会えない光景。
いつか旅に出てみてみたい光景のひとつです。