★ コミュサーブログ 第480回 ★
小・中学校は運動会シーズンですね。
小学校の参観日で、
部活動についての説明がありました。
小学校での部活動は廃止。
地域でのクラブ化に移行。
という内容でした。
クラブとは、地域のスポーツチームや
スポーツ少年団のことで、
2020年までの間に移行する予定だそうです。
学校側も親も、まだまだ未知数で、
詳細が分からない状況です。
野球やサッカーはクラブチームが沢山あるので、
移籍場所の確保は比較的しやすいと思います。
でも、バスケットや陸上のような運動部や、
合唱部などの文化部がどうなっていくのかは、
まだビジョンが見えていない状況です。
少子化が進んでいるとはいえ、
青森市はまだまだ生徒数が多く、
学校単位での部活動が当たり前の所があるので
ピンと来ない方もいると思いますが、
県内の少子化が進んでいる地域では、
既に小学校単位での部活動ではなく、
地域クラブで行っているそうです。
このクラブ化は、働き方改革の一環で、
先生の業務削減から行われることになりました。
じゃあ、中学校はどうなのか…?
今でも部活は強制だと聞くし、
中学校の先生の多忙問題はどうなっているの?
という疑問も…。
小学校での部活動廃止で、
私が個人的に危惧しているのが、
①平等な運動の機会が失われる
②中学校での子どもの多忙さのギャップ
まず「平等な運動の機会が失われる」について。
今の小学生は外遊びの機会が減ってきています。
加えて、日常生活の中でも、
ドアの開け締めひとつ、
蛇口のひねり方ひとつとっても、
手の力を使う機会が減り、
ちょっとしたことでの疲労骨折…。
という事例もあるくらいで、
デジタルゲーム等での室内遊びが主流になった
現代の新たな問題も出てきています。
また、スポーツクラブに入るとなると、塾と同様
親の経済力などが子どもに影響してくるため、
平等な運動の機会がなくなるのではと思います。
都会ではスポーツも塾のように当たり前だし、
青森市でも様々なスポーツ教室ができています。
公立の小学校に部活があったという点では、
全国的に見ても、青森市は恵まれていたのだと、
色々調べていくと、改めて感じさせられます。
次に、中学校のギャップ問題です。
勉強やテストだけでも大変なのに、
小学校の時に体験したことのない
部活動までやることが増えたら、
パンパンになってしまわないかという不安です。
私は運動が苦手ですが卓球部に入っていました。
それは、小学校にやれる環境があったからです。
中学校でも部活に困らなかったのは、
小学校での下地があったからでした。
小学校の部活動は、小さい頃のスポーツの入口、
きっかけづくりに寄与していたと思います。
時代の流れで仕方がないとはいえ、
考えさせられることが色々あったので、
今回記事にしてみました。
都会と地方の違い、
同じ青森市内でも学校差がある問題もあります。
先生が見ないとなると、じゃあ誰(大人)が
子ども達を見るの?教えるの?
という問題が、次に出てきます。
現在、文部科学省がすすめている教育改革には、
学校の先生だけが目指すものではなく、
「家庭・学校・地域社会が一体となって、
力を集結する必要がある」とあります。
「学校と地域」
そこで、出てくるキーワードが「地域」です。
長くなってしまったので、続きはまた次回に。
運動は苦手な、おちあい あゆみがお届けしました(笑)