早いものであっという間に新しい年度がやって来ました。
年度末は別れの季節
年度初めは出会いの季節
春のにおいは昔からあまり好きではありませんが希望が湧く時期でもありますね。
コミュサースタッフブログ第 635 回
青森の世話焼き母さん 西川です。
2016年ひだまりカフェを有志で毎月開催
それを足がかりに2018年、春から準備を始めて6月にイベント開催、その後7月に開校した『フリースクールあおもりサニーヒル事業』
2024年3月いっぱいをもって閉鎖となりました。
これまでたくさんの方々に応援していただき、ご支援やご協力をしていただきました。
事業閉鎖の決断をしなくてはならなくなり
お世話になったたくさんの方々の顔が何度も浮かび
年明け2月に閉鎖の決断を迫られ毎日思い悩み悔しさに潰されそうになりながら物理的に継続は不可能という結論にしか辿り着けない日々を過ごしながらようやく決断を下してからは
報告とお礼とお詫びの連絡をしなくては!と思いながらもあまりにもたくさんの人たちのお世話になっていて
誰から連絡するべきか
どんな内容を伝えるべきか
そもそも期待に添えずどんな顔で、言葉で伝えたらいいのか
本当に悩みました。
フリースクール事業はもう割と早い時期から単独での経営は厳しいと分かり始めていたため
行政や企業の公的支援を訴えかけて来ました。
約6年もの間、行政、政治家、企業の役員をはじめ様々な機関に、他県での前例がある事やその事例提供をしたり、取り組みの必要性について資料を作り込み説明に回ったり、生徒募集やボランティア、講師の募集も、全てにおいて私たち単独では成り立たない地域課題解決のための事業だということを訴え続けて来ました。
ボランティアはもとより雇用なんて安めの時給しか払えないこともあり、人間関係も相当気を遣わない時ならない事例も多くあり。
それでも働く人には賃金を払わないとならないけど当然利益どころの話ではないから私は常勤でいても常に無償のボランティアで、いつか関わる全ての人がきちんと仕事として責任を持って働ける事業にしたいと考えてただただ頑張って来ました。
私自身はストレスや疲れから、時々声が出なくなることもガラガラのまま治らないことも多々ありました。ドクターストップもすでに3~4年前から言われていましたが、それでも自分の身体を騙し騙しなんとか学校での利用者の出席日数扱いと、フリースクール運営者や利用者に対しての公的支援だけは形にしたい!と強い思いで必死に伝え、お願いして回りました。
せっかく青森県で立ち上げたフリースクールを、子どもたちの居場所を、親御さんたちの拠り所を、守り続けなくては!と方々に頭を下げてきました。
その思いを自分ごととして応援してくださった友人知人をはじめ、個人的には見ず知らずの方からの応援ご支援もあり
どれだけ勇気づけられたかわかりません。
ある意味マイノリティな活動なので、巣立った後の子ども達がどうしているか、確実なデータをとる事はできませんが、風の便りに元気にしていたり、学校に通えるようになったり、進学したりと、様子が目に浮かぶだけに嬉しくなることもたくさんあって、それだけが私がこの事業からもらえる報酬でした。
そして、それがまた自信にも、実績にも繋がってきた気がします。
本音を言えば、巣立った子ども達に会いたいな~元気な顔をまた見たいない~なんて思うことも何度もありましたが、それは堪えて前だけ向いて進んできました。
たくさんの人たちと関わり、たくさんの活動をし、特に資金繰りと運営内容や人手集めから生徒募集、相談業務から雑用、何から何までやってきて、ひだまりカフェから8年、フリースクールを始めて6年しか経ってないのに
今初めて立ち止まって振り返ったら
なんだかもう干支を一周以上したような気持ちです。
いっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱい言いたいことはありますが
ただの愚痴にもしたくないし、弱音も吐きたくないし、この事業が、決して成功ではないとしても、実証実験として検証出来た事がたくさんあるので失敗だとは思っていません。
少なからず救われた人たちや子ども達がいたこと、学校での出席日数扱い、学校や教育委員会との連携、フリースクールという居場所に対しての青森での認知、0かマイナスがとりあえず1には出来た、土台作りはした、そう言う意味では何かしらの小さな功績は残せたのかな、なんて自負しています。
現在、青森には専門医はあまりいないので東京の専門医に通いながら自分の体調を整えつつ、親の介護、看病をしていて、なかなかゆっくり出来る時間もそこまであるわけではないのですが、きっと今している経験も、またいつか、次の何かに役立つ日が来るのかもしれないなぁと考える事があります。
と言うか、世の中ではきっと居場所作り事業はもう次の種や芽が育っている気がします。
私がいなくてもちゃんと代わりは出来ているんだと思います。多分笑
ただ、気掛かりなのは学校自体に行けない子ども達は確実にいて、多分これからもっと増えるだろうということですが…
でも、自分や家族にとっては、私の代わりはいないから
今はちょっとだけ生活の比率を変えてみようと思います。
自分!本当にお疲れ様!笑笑
一緒に歩んできた親御さんたち、関係者の皆さん、応援してくれた方々、お疲れ様でした!
ありがとうございました!
というか、コミュサーあおもりの活動は、まだ終わったわけじゃありませんからー(≧∀≦)
そのうちまた、青森を賑やかしますよー!引き続きお付き合いくださいませ٩( ᐛ )و