スタッフブログ第51回
あらためましてコンニチハ
あなたの街の骨董屋さん 福原です。
30年来の友人が最近カミングアウト !
ゲイなんだって。
結構 昔から。
それ聞いたのが、わが家の居間。
ウチのカミさんも隣にいるのに。
「安心して。福原はタイプじゃないから。」
・・・・・・・。
安心できない・・・・・。
そして男にも人気ないことが判明しましたーー!!
アメリカの刑務所に入っても安心ってことだね!!
と、いうことで。
友人の中にゲイが現れました。
ここで「ゲイ友」と書くと、私も疑われるので
「G友(ジーユー)」との表記に統一。
カミングアウトには吃驚でしたが
真っ先に思い浮かんだのは
(あの有名な新宿2丁目の世界が見られるかも!)
でした。
怖いもの見たさ?
案の定、シャイなG友。
ゲイの友達つくるどころか
2丁目も不案内な様子。
でも唯一、
青森出身ゲイが経営してるお店がある!
とのことで、地下鉄に乗ったのでした。
さて。到着。
いざ、通りに足を踏み入れると・・・。
といっても明るくポップな通りですが。
真っ先に目に飛び込んでくるのが
「HIV啓発」のデカい看板。
怖い・・・。
描かれているアニメタッチの男性たち。
かえって怖い・・・。
でも、アレですね。
思いっきり新鮮なカルチャーに触れると
怖さは、吹っ飛びますね。
結局、お目当ての、青森ゲイの店は閉店。
しょうがないので
表通りの「ALAMAS CAFE」という
オープンカフェのベンチに落ち着き・・。
タウンウォッチング はじまりー。
ここは面白いカフェ。
入口には大画面付きDJブース
写っていたのは北朝鮮のMTV.
画面に、ずっと突っ込み続けるDJ。
2人でモヒート&コロナビール
(知ってる限度でオサレ)注文して、
おとなしくしていると・・・。
すごい勢いで話しかけてきた
おしゃれな、裸の大将
(タンクトップが、サイケ柄)。
「ねえねえ!2人は付き合ってんのーー?」
「いや。おれはノンケで、こっちはゲイ。」
「そうなんだー。アタシはホモ。あははーーー。
いつもココで情報交換してからお仕事いくのー。
アタシ見た目この通りだからさー。
顔じゃ勝負出来ないってわかってるから。。。
とにかく喋りで生きてこうと思ってんの!!」
「そうすか。イイすね。」
という会話の合間に、彼。
ベンチをシーソーに見立てたギャグも披露。
徹底したサービス精神。
「あ!友達来た!おーい!
可愛いでしょう?彼はねー。俳優志望ね。
でも、お金もってないのっ!」
とかなんとか、遊んでるうちに
ベンチで4時間経過・・。
混雑してきた街。10時30分。
目の前にタクシー乗り付けて降りてきた、
和服をスキなく着こなした、
歌舞伎役者風の60代ママ。
おつきは、20代。往年の川崎麻世 似。
時折、大歓声があがる
向こうの外国人専用カフェ。
暗い路地に息をひそめて客を探す
黒ずくめの格好した男の子。
・・・・・・。
あまりにも眼光鋭いので
黒猫かと 錯覚するほど。
帰り際、興味本位だったのを、反省。
プラトニックをみんなが信じて
大事にしているのが伝わってくる
稀有な街でした
おわり