スタッフブログ 第609回は福原がお届けします。
今回は、新町商店街青年部&AOMORI楽市楽座実行委員 としてのごルポです。
去る、9月3日(日)、おかげさまで、第11回 お客様をお招きしてのAOMORI楽市楽座、大盛況のうちに終了いたしました。
このイベントの、当初からの目的=大前提 である、① 青森市の一番歴史のある中心街の神社で ② 老若男女、別け隔て無く ③ みんなに、人とのコミュニケーション機会を堪能していただく 。この3つのことが、3年ぶりに出来たと思います。
昼の出店や、神事(天狗徘徊)、夜の善知鳥舞や、様々なパフォーマンス。
やはり、、街の賑わいは、人が作り出すものですね。と、いうことで、スタッフ目線から、印象に残った出来事を2つご紹介したいと思います。
その1・「テキ屋の子供同士のアイコンタクト」
私は、午前中ずっと、「型抜き」の出店のコーナーにいたのですが、そこで、近くにある「カラフルな綿あめ」が、話題になっていました。
そこへ、たまたま、綿あめ屋の息子さん(小4位)が、型抜きしに現れたのです。
彼は、型抜きしながら、自分のお母さんの綿あめが褒めそやされる様子を聞いてとても嬉しそうでした。
それから、彼は、もう何度と無く型抜きチャレンジに現れ、4,5回目でとうとう、成功しました!
その時、型抜き屋の娘と、「」とうとうやったな・・・」といったアイコンタクトを交わしながら、悠々と去っていったのです。
私は、令和の時代でありながら、まだ色濃く残る、日本の昭和宵宮文化を強く感じたのでした。
その2・「令和の若い鳶と、見守る昭和の鳶」
夕方から始まった本殿前でのパフォーマンス。
言い換えるなら、神様に喜んで頂くための演技の数々。その先陣を飾ったのが、に組による鳶梯子の演技でした。
登った若い鳶は、20代?10代?こんな若い人が、伝統文化の中、育っていたのがまずビックリです。体操選手とはまた違った身のこなし、自身と高揚感が表情に現れていて、印象的でした。
そして、梯子を支えるための「鳶口」を完璧に使いこなし、土台を固める、老練の先輩たち。
そんな世代間の信頼関係がもたらす、研ぎ澄まされた空気!なかなか出会えない場面でした。
実際、ヒヤッとする場面もあったのですが、演者も観客も、神様の前で、何か無音でありながら、圧力のある応援の中、演技は無事に終わりました。
今回、これら2つのエピソードを見ていて、人の自然で自由な意志は、世代を超えて伝わっていって欲しいと切に思いました。おわり