スタッフブログ第44回
あらためましてコンニチハ
坊や~~♪ よい子だネンネしな ♪
どころじゃなく .
赤ん坊の頃は
毎晩マージャンの音が子守唄・・・。
おかげでバクチが大嫌いな
街の骨董屋さん 福原です
私がこの商売始めた 駆け出しの頃は
ご年配のお客様方が
戦前・戦中・戦後の思い出を
リアルに教えてくれたものでした。
中でも、元 大地主のお爺ちゃんと、
芸術家のお爺ちゃんの話が 面白かったので
今日は
2本立て 昔話、 はじまりはじまり~
1・ 元青森大地主Mさん 談
「 戦争終わって 青森だっきゃ 焼野原だもの。
ウヂだっきゃ、小作さ みんな土地取られで
トウモロコシの畑しか 残らねがった。
ワが小学5年の頃、収穫したキミ
青森駅に売りに行く役 だったな
リヤカーで、駅さ着いだら。闇市の時代 だもの
海千山千の仲買人が、声かげできて。
「○○円で、良がったら、全部買ってやるが?」
子どもだど思って、足もど見でな。
その時! ほっかむりした若いお姉さんに
腕引っ張られて、耳打ちされた。
「○○円だば売るな!○○円より高げば売れ!」
・・・・。
大変な世の中でも、
青森の人、優しい って思ったな。
2・ 芸術家Hさん 談
昔のねぶた そら、おもしぇがった。
戦前は、
「板金」の若者と、「木材」の若者の
祭りの後の 喧嘩が 名物で。
暗闇の中 何処からともなく 石つぶて。
これが、スタートの合図。
どっちの組も、ねぶた 壊されてたまるか と
右往左往。
そのうち、 昔のねぶたの事だもの。
アタマも手足も、ぐにゃらぐにゃら って。
それ見た、酔っぱらった若者たち。
「でかい武者人形、跳ねてるっ!!」
って ビックリ だ
そっからもう、熱狂のウズの中だおん。
どっちの組の親分達も、そった若者ば
暖かい目で見守ってるんだ。
きわどいケンカなった時だけ。刃物出したりとか。
そんな時だけ、みんなで止めて。な。
昔の祭りは、とにかく元気あったな。
・・・・・・・おわり 。
おやすみなさい。
いい夢を。